10/14おうめ創業支援センター「Begin!」(秋の創業セミナー 実践コース)
いつもご覧いただきありがとうございます。
中小企業診断士の國井です。
今日は10/14(火)
おうめ創業支援センター「Begin!」の勤務となります (火曜日の個別相談を担当しております)
前々回(申込開始)と前回(基礎コース記事)に引き続き本日は青梅商工会議所主催の創業塾の「実践コース」についてお話させていただきます。

夏にも同様のコースは開催されますが、冬コースということで、今回は11/22から12/20の間の5日間で実施されます。
日程や申込方法などは青梅創業支援センターBegin!のHPよりご確認ください。
5日間の全日コースを通して、起業時に知っておくとよい知識を体系的に補充するとともに、青梅創業支援センター名物の”サマリーシート”作成のためのワークを進めていきます。

理念と目標、自社と他社と顧客ニーズの分析、それらを踏まえた戦術(商品の特徴・価格・売り方など)と、どれくらい儲かるの?を考えるものになります。
このシートを一巡してみることで、本シートそのものが経営計画として機能するのはもちろんのこと、「経営上の意思決定技術」を学ぶという学習目標にもつながります。

ばっちりテキストもご用意しております。中は出席いただいた方のお楽しみです。
講師陣の魂のこもったテキストでございました。
他の創業塾では、通常PPT資料の束となることが多いのですが、本セミナーではPPT資料はもちろんのこと、講師書き下ろしのワードによる文章ぎっしりテキストも入っております。
なぜそうするのかを講師の方に聞いてみました。
「その行間にあることを伝えたい。そこが大事であることが多いから」
だそうです。
PPTは見やすい反面、文字は減らす方向になることが多くあります。でも、それだと伝えきれないことが多いんです。
↓は私が常日頃感じていることですが
見てもらえる分量→1手詰め・3手詰めの知識→3手で完結する知識範囲で伝えられることを探して記載しなければならない。
文章ぎっしり読ませる→7手詰め、9手詰めの知識→あれも、これも、すべてひっくるめて考えると行きつく非常に価値あるノウハウを記載できる。
文字が多いのはシンプルつらいです。しかしながらもし「しんどくても読んでいただける」という前提が与えられた場合、私たち支援者としてはお伝えできる幅、奥行きが大きく変わります。その結果3手詰めの範囲内という制約にとらわれず「真にお伝えしたい情報」をお伝えできるという構造になっているのではないでしょうか。
※尚、持続化補助金や新市場進出促進補助金のような補助金申請時は、必ず要綱を確認していただくことになりますが、文章多くてつらいと言っている場合ではないくらいの文章量を正確に読み込むことになります。もしよろしければリンクから補助金の要綱を見てみてください。
余談ですが、私が過去に経営指導員の時、その学習目標をもって商工会に来ていただき、経営計画策定支援をさせていただいたことがあります。
経営計画:おそらく高難度補助金(当時の事業再構築補助金)レベルのクオリティの完成
融資面談:銀行員絶賛
補助金:採択(持続化補助金)
HPやSNS、ポップアップストアなどで認知度を拡大し、様々なところでイベント登壇もなさっているようです。私より数個年齢が下の方でした。
いまでもHPやSNSを拝見しますと頑張っていらっしゃるようです。社会課題対応型ビジネスであり、スタートアップ起業家に近い努力と才能をお持ちの方だったように思います。いずれはこの界隈に名を馳せる方だろうと思っております。
話はもどりますが、学習目標を満たす、そんな要望にもこのセミナーはサマリーシート作成を通して対応しています。ぜひご検討ください。
ちなみに・・・・

私も自身の創業計画書を作成しております(様々な理由から3つの様式を作りました)理念・ビジョン・現状分析・戦略・戦術・数値計画・スケジュール・・・自分の事業について書いています。
見直すとできたこと、できなかったこと、停滞してしまったこと、そもそも書いたのに理由なく取り組まなかったこと(←これは最悪です。でも計画を書かなかったら見直すこともなく、気づかなかったかもしれません)、いろいろ思うところがあります。そしてまた次の計画を立ててみることが大切だと思っています。
融資や補助金申請においては自分の事業を説明するにあたり、この観点の説明を解像度高くできることが求められます。(原則、市の制度融資の創業計画書や日本公庫の創業計画書がおさえている大部分の要素はサマリーシートと同じです)
その第一歩としてもご活用いただけると思います。
ぜひご活用ください。
